「響け!ユーフォニアム」。
ハッピーエンドを望みつつも、ビターエンドも見たくなってしまうのは何故なのでしょうね。
受賞から○年後に飛んで・・・というのは、勝敗がどちらでも成り立つ構成だと思いますし。
あの日の目標を今でも追っている。というのもそれはそれで。
萌え層の私としては、やはり諸々のお別れが見たかったのですが。特に、奏ちゃん。
なんですがそれは、入れたとしても次につながらない、単なる萌えポルノなので描かれないのも当然か。(充分に奏ちゃん萌えがありましたし。)
「響け!」の継承もされたことですし。あーよかった。奏ちゃんが笑顔で終わってよかった。
そして黄前ちゃんですが(いや彼女がメインだろう・・・)、ああやっぱり教師なんだ。けど、まんま元の場所に戻って来るとは思わなかった。滝さんの真似をしているのは敢えてでしょうか?部長から顧問へとモードチェンジ。そこで、自分の使った楽器が受け継がれてるのを見るのは、感慨深いのだろうなぁ。きっとユーフォ担当の子に、曲も受け継がれているのだろうと思います。(ファイトー!も?)
前期の映像と交互に映されると継承が強調されますが、スタッフの方にとっては、出し抜けに受け継がなきゃという状況だったのでしょうから、本当に、完走してくださって感謝です。
[10/23追記]
「萌えポルノ」という表現が誤解を招きそうなので補足しますが、「感動ポルノ」という言葉が、受け手に感動を催させるようなあからさまな演出を仕組むことを揶揄する意図で使われ、泣けるエロ動画や心に響くエロ画像を示さないのと同じく、つまりはアニメオタクへかわいいと思わせる媚びシーンという意味で使っています。萌えコンテンツ、オタクコンテンツは所詮単なる性的消費材だと、言いたいのではありません。そのような見方はむしろ嫌いです。
と、そういうつもりだったのですが、ググってみましたら、感動ポルノって思ったより狭義な、障害者関連の言葉だったようで、つい先に書いた定義は私の思い込みだったようです。やらせくさい押し付け演出全般の意図で使っていました。正しく感動ポルノの意味を捉えている方には私の意図がむしろ伝わらなかったかと思います。申し訳ありません。
私は萌えコンテンツが好きですので、萌えシーンなんか大好きなのですが、作品の時間的制約の中で、描写しなければならない物語を抑えてまでそのようなシーンを挿入すれば作品の全体としての完成度を損なうことになろうから、その手のものはDVD特典だったり、販促画や2次創作だったりするのであって、今作品の判断にケチをつけたいわけではないのです。
と、最初から書けばよかったですね。軽率でした。