下絵を出してから少々時間が経ってしまいました。
というのも、アンフィスバエナの動画化を試みていまして、それがひと段落付きましたので絵に戻った次第です。
ギア部分の構図は3年前くらいに既に描いてあって、それにキャラクターを加えてどうエモーショナルな絵にしようかと悩んでいたのを、今なら描けるかなと。
単体で描けるかどうかよりも、絵にできるかどうかをこのところは気にしています。
何をどう画面に収めるか、というところで個性が出ますので、これが無機質な制作の流行と逆になるかなと。
単体画ばっかり描いて面白がっていた自分への反省でもあります。かっこいいロボットが描けたからといって、そのロボットのカッコイイ場面は想像で楽しむ。というだけでは、物足りなくなるのです。動画に手を出してみたのもそういうことです。
今回はアッサリとギアを仕上げています。というより、7割くらいで止まっています。人物に色を付けたら、ああこっちが主役だな、と思いましたので、ロボットはほどほどでいいかな、と。単純に時短でもありますが。
ただ、ロボとキャラを同じ深度で表現したいってのはあります。どっちかが描き込みすぎとか、リアルすぎとか、デフォルメしすぎとかだと、調和が取れませんから。全部アニメ画って手もありますが、ぶっちゃけ作業が退屈な上に手間が掛かり、しかも自分の視覚的想像を画一表現に閉じ込めて、便秘的な気分になるんです。結局は背景はそれなりに陰影つけなきゃいけませんしね。それなら、全部同じタッチで描けばいいじゃん、ということです。私ものぐさなんです。アニメ画も(見るのは)好きなのですけどね。美少女なんかアニメ画が一番かわいい。
うるし原智志先生になりたかったんです。でも、ほぼそっくりなコピーが出来る人が既に居たんです。私がやることないなって。模倣は楽しくても癖ついちゃいますしね。今でもキャラの顔は真似してますけど。眼のキラキラとか、線で囲む鼻の影とか、最高にカッコイイですもん。
ゲ族は遊びで足しましたが、ロボのスケールを示す役にもなって、ちょうどよかった。
これは以前描いておいたハマーのスケッチなのですが、今回全く見ませんでした(なんのためのスケッチだ)。割とノリで動かしたので。
これは最近の、アンフィスバエナのスケッチ。
モーションを描いてみてから、あこりゃだめだ、形がわかんねえや、となったので後から資料を作るという・・・準備は大切です。それで、これ・・・特に肩の曲面、動かすとなると、挫けそうな・・・。一旦、動画は置いておきましょう。