春は蜘蛛

春ですね。緑は芽生え、虫たちは活動を始めました。

そして~蜘蛛も!再び彼らに会えるまで待ち遠しかったです。

この時期の幼体はちっこくて無鉄砲でほんとにかわいいですよ。
見る限り生まれたときから、同族・獲物・獲物の範囲外、それぞれの区別がつくんですね。
本能で仕込まれていることなのでしょうが、これが自分のちからを考慮しているんだかいないんだか、種としての定めだけが判断基準のような気がします。

まだ2mmくらいのハエトリグモを見まして、7mmくらいの大きさのバッタが視界に入るや、即襲う態勢に入るのです。
我々からすればどちらもちびっちゃい世界の住人であることに変わりはありませんが、当人からすれば3倍はある相手です。
以前、写した通り、大人になればそれくらいの体格差は問題にならないようなのですが、さてこの幼体が飛び掛かって、バッタはといえばノーリアクション・微動だにせずに弾き返していました。文字通り歯が立たない。(笑)

飼育下のアオオビはアリに対して遅効性の毒狩りをしていましたが、自然界でも一撃で抑え込むほかに、アタックしてからじわじわと時間をかける場合(造網種のように)はあるのでしょうか。それはまず種類も違いますしわかりませんけど(アオオビが食べた跡はよく見るのですが、自然でのアタックの瞬間を見たことがないんです。アリが見えたからって襲いませんし。)、この幼体さんは弾かれた先で視界に入った別の虫をもうロックオンしていました。この元気さがたまりませんね。本人にとっては死活問題ですけど。

もうシラヒゲは7mmくらいのが歩いてるんですよね。冬が開けるくらいに一番早く見ました。
そうするとこの幼体はミスジかネコか? 私には判別できません。

彼らの写真はないんですけど(撮ったけどピンボケ)、ギンメッキさんは撮れました。

アップにしちゃうとわかりませんけど、これでもめちゃちっこいです。この態勢で全長3,4mmくらい?

それにカニさんも見ました。
蜘蛛じゃないけど妖精・ヒラタアブも飛んでますね。いいよね~ライトイエローでキレイで。ハナアブとかハナバチが飛んでると春って感じです。ああ、冬の終わりと春の初めだけ繰り返してほしい。

今年の夏がいかに暑くなるか・・・最高気温を更新する気しかしませんよ。ああ。考えるとぐったりしてしまう。

あと、もう去年のことですけど、ボカシミジングモを初めて見たのです。いきなり出現したってことはないと思うので、見えていなかったんですね。一度見つけると、けっこう簡単に探せるんですよ。地面からピョンと伸びた草にアリっぽい黒いのがくっついていたらボカシさんですね。
ほかにも、マネキグモとかいるのに数年気づきませんでした。

オナガよりちょっと低い場所にいるかな?偶に見かけるくらいですけど。

ということで、ボカシさんの動画です。手ブレがすごいので注意。

わーいわーい・・・勝利の舞・・・ではないはず。

去年の5月でした。今年も会えるかな。