新年

あけおめ。

本サイトへの訪問に感謝申し上げます。よろしければ今年も見ていってください。

さて…今年も絵を描いていこうと思っておりますが、気持ちがブレてしまうのが私の悪い癖ですので、年初に方針を決めておきたいところ。

昨年は、縦の構成画が我ながらなかなか上手くいったと思います。それはそうなんですが、一発屋になりたくなくて。結局、数枚描いただけでしたね。

これでも、多少はウケを意識していまして、本音のところでは、ギアの設定画ばかり量産していたいのですが、まあこれが微妙で。キャラが見たい人に比べてロボットが見たい人がどれだけいるのか。それもマイナーどころの機体を、派手にアレンジするでもなく、基本的に足しも引きもしない、どう解釈するかの地味な拘りを楽しんで見てくれる人が。しかも、解剖図型の設定(機構の考察など)ではなく、作画用の設定なんです。これ、基本的に私がこんな風に描きたいなっていう夢を見るためのものなので(笑)普通興味ないよね。キースタッフのそういうものは蒐集家なら見るでしょうが、一般人の妄想とか・・・。

と言っても、描きたいので描いちゃうんですけど。いつの間に保守的に…というか、好きと怠惰を混同しちゃいかんですよね。自分が傷つかない方向へ逃げたがる。多数にとって興味がないものは、文句付けられることもないので、楽ですからね。とは言え、お目に触れたときに「どうですかこれ!」って言えるくらいの気持ちは入れています。面白がってくださる方はいるみたいですし。

私の絵を見れば分かると思いますが、時代に逆行しています。当然、その方がいいと思うのでそうしているのですが、まあ、ガンダムなんか見向きもされなかった(笑)。それなりにビッグコンテンツなんだけどな・・・。少なくとも、上の方の年齢層には馴染みがあるスタイルに出来たと思ったのですが。

宣伝が上手くもないしね。あれかなぁ、もっとがっつかないと、お澄ましに見えんのかなぁ。
誇大宣伝が嫌いとか言う口で、自分はアピールするのもなぁ・・・。そんなの他人は気にしないだろうけど・・・。セルフリツイートするだけでも勇気いるぜ?
心情的妥協点としては、一応、見る人の多いキャラの絵に注力しようかなと、今年は。だいたい、得意分野と比べてほんとに描けないのが分かるし、描けないから描かないってのは悔しいし。描けないうちにだんだんと「もういいかあ・・・」と思ってきちゃうでしょ。実際、絵柄の模倣は私は諦めましたし。例えば、現状、私を楽しんで見てくれるのは殆どゼノギアスのファンの人だと思うので、そこにわかりやすく訴えていくことも考えましたが、如何せん、個人的クセを捨てきれないので、難しいかな。思い出しながら描くくらいが丁度いいのですよ。アレンジとかじゃなくてね。自分の中に入れてからそれを取り出す。見ながらだと、寄せるっていう別の作業になるから。特に、女の子の描き方の好みって、誰を真似しても芯のところで反発しますから。「ここをこうしなきゃいけないとか、俺には耐えられない!」っていう部分、なんにしても出てきませんか?当時の田中先生のデザインは巧過ぎるのですが、例えばその絵で、自分の好きな女の子が表れることを望むか?というと違うわけですね。(私には、ギアの絵にキャラを合わせたいというエゴがありますし、省略誇張表現としてのキャラクターの、デフォルメ前の姿を想像したうえで、再びそれを自分の好きな漫画絵に置き換えたい、という欲望があります。「理想の絵」と「絵を通して理想を見る」のは異なりながらも、互いを循環するものだと思います。)


[この部分は新記事へ移しました]


私は大事なことを忘れていた・・・。

ウケとかウケない以前に、人に喜んでもらいたいのだ。心を動かしたいのだ。
求道を偽った慰めに走るところであった・・・。

私はニヒリズムとは距離を置きたいのです。ニヒリズムの反動で生まれる似非ポジティブからもです。
常にバランスを取るのです。0%でも100%でもないように。

結局は自分の問題なんです。