俺、萌え絵好きっすよ。
ただこう・・・鼻孔が足りませんね。
鼻を点とかグラデーションの染みなどで曖昧に表す様式も、かわいいとは思うんですよ?
しかも、立体でないことで陰影を無視できるから汎用性があり、合理的。
実際、光を当てて、更にコントラストを強調すれば、手前側の鼻孔の縁くらいしか影が残らず、まさしく「点」でありますから、リアリティが無いわけでも無いのです。
そのような限定的な条件に限らずとも、極端な簡略化によって、逆向の影や鼻の丸み、鼻の下面の影、などの、殆どのアングルとライティング下での見え方を内包するものと思います。
むしろ、鼻の片側に△の輪郭線・もう片側に弧状点などの、今となっては古臭い立体記号の方が、自然の観点ではよっぽど恣意的です。
だからこそいい。
エロい。
あ、このイラストエロいな♪って思ったらそのボカされた鼻表現物の下方に鼻孔を打ったり、「く」の字を加えたりした絵を想像しますから。
惜しい、鼻孔さえあれば、と。
我慢できないとペイントソフトで鼻孔を付け足してみて得心することもあります。
なあ、ひとつやふたつ、点を足すだけじゃん。なんで描かないんすか。
これが、自分の絵だとね・・・。私は基本的に鼻孔打ちますよ。それが慣習というか、もう意地みたいなもので。
作業的にも打たないとバランス取れないのです。
しかし、特にエロいとか思えない。
まあ自分で描いたキャラのことエロいって思うことが無いのですが。
やはり意外性か・・・。他者性か。ひとさまの描いたものに限る。
前回、作画の恒常性について書きましたが、やっぱりシリアスシーンとか、顔のアップだけ鼻孔(や目の端などのリアル記号)を描く場合ってよく見られるのですよ。
常に描いて欲しい。
シーンによって記号性が変化すると、それが嫌いな場合は裏切られた気がするし、好きな場合は、常にそのボーナス作画でないことに、やっぱり多少がっかりする。
(また、極端な省略様式は、最大公約数的にベストな比率が決まってしまう。画風の違いはあれど、これを立体やCGへ変換すると、どれも同じ輪郭、同じ横顔にしかしようがないことが分かりやすい。ゆえに、作画にちょっとしたリアリティの緩急をつけることは、作家の個性が見えて嬉しいことではある。)
非現実であることの良さは、むしろ現実と関連する限りに有効なものだと思う。
元との関連が見出せぬほどに造作を変形させたものは、既に誇張ではないから、元の良さを拡大して見せるような性質がない。
といっても記号は恣意的な設定であるから、慣れの部分は大きいが。
度々、今みるとすっごいことをしている、ひと昔まえのデフォルメが話題になるでしょう?
そうした尺度が、ちょっとズレて来てんだなぁ。
あ、「イラスト」なんだよね、これ。って。現実と平面で隔たる。
ちょっと点を足せばいいだけなのに・・・。(しつこい)
ああ、現実と2次元の混同とか、非実在がどうこうの話ではないですよ。
誰だって、「五角形輪郭の中心に並列した眼球様模様と、下方に開口部、その間にわずかな斑紋または突起を持つ頭部らしきものを持つヒト形態の仮想生物を擬人的に描き表したもの」を楽しんでいるわけではないでしょう。
感性に関連させるスイッチがあって、それが私の場合は鼻孔(らしきもの)なのだと思います。
まあバランスを考えると、眼球は非常にリアルなのに鼻は描かない、みたいなのが気持ちよく感じない、ということもあります。
あんまりフェチズム的なバランスに興味がない。(この「フェチズム的」、というのは、ディテールアップパーツに組み換えたようなやつです。どちらかというとフェティシズムではなく生産性の産物だと思います。)
関連と言えば、表紙に現実のグラビアモデルの写真が刷られている系の漫画雑誌を奇妙に思います。
あれはもしかして性への関心の防波堤としてあるのだろうか?君たちが読むのはこの現実を簡易表示したものなのだよ、と。
のっけから現実性の前提で殴りつけるような構成を暴力的に感じるのは私だけではないと思うのだが、しかしあのおかげで多くの少年の感性の基点がいい意味で俗世に引き留められているのかもしれない。
・・・そうかな?
あの方が少年に売れるのでしょうか?それとも大人に?
個人的に見た目だけで評価すると、やはりあの闇鍋っぷりが意味不明で美しくはないと思います。
まあ、そもそも表紙は情報であって作品ではないのですが。
非グラビア系漫画雑誌でも、表紙用のイラストは被さる情報で台無しになりますし。
ちなみに、表グ系を買ったことはないです。(少年○○系自体ない。)
※グラビア表紙のやつって少年○○じゃなくてヤング○○だったかも。
執着の話で言えば、そろそろ合成モードを使おうよ、という宣言を年始にしたような気がするのですが使えてませんねえ・・・。
なんか出来合いの演出って違うんだよね・・・描いてるもの自体と運命的な関係にない。というか。