失敗したり、気分が乗らなかったりで、お蔵入りにしたイラストがそこそこあります。
ただ、全く見るところがないわけでもないので、工程の紹介がてら、いくつかお見せしようと思います。
まず、これ。マラサイをティターンズカラーで描いてみたけど、なんか青すぎましたね(ついでに、よくわからんTマークも付けてしまった)。それに、マラサイばっか描いても飽きるからと、ビームランチャー装備のハイザック・カスタム部隊(これも青色)に混ぜたのが、今考えると意味不明。支援部隊としてはおかしいんですよね。制圧射できないから。戦艦狩り狙撃部隊かもしれません。いや、ただ気分で描いてみただけですが。
ベース・ジャバーは上手く描けたと思うんですけど・・・。
今度は、アッシマーをティターンズカラーにしようと思って、配色を試しています。赤と黄色が上手く入らないんですよ。MA状態の頭部(装甲がスライドした中身)が赤かったり黄色かったりすると、ここを狙え!みたいで気になるじゃないですか。
ギャラリー見てもらえば分かりますが、結局はワンポイント入れたくて黄色くしましたけどね。構図では見えていませんが、尻や下面に黄色の欺瞞塗装がしてあるのかもしれません。・・・ないか。
左の絵は、青い機体を夕焼け時の高空に飛ばすという、色的にワケワカランことを実験しています。これはライティングが想像できなくて、フィギュアを見ながら描いているので、ちょっと寸詰まりで貧相ですね。脚とライフルを長くするとMA形態が格好良く、円盤を分厚くするとMS形態がマッチョ(であることを推測できる形)になります。そのバランスですね。
これは、ギャンのイラストで構図に悩んでいたもの。何が問題かって、MSは腰アーマーが腿の動きの邪魔になるので、腰を落とした構えをさせるのが難しいのです。アニメイラストなら誤魔化せたかもしれないけど。完成作では、ガンダムは下手に動かすよりはと、静的なポーズに決めています。
ガザCのイラストも手間どった覚えがあります。首が埋まってて目も動かない、銃は胴体に接続しているとなると、ポーズには制限があるので、アングルや構図で動かすしかない。それで、バスト+全身とか、後下方からとか、試しているわけです。
猛禽風の足が魅力なので、下からのアングルが惜しいですね。MA状態を描こうという気はありませんでした。映像で変形してる印象がないんです。
これは、ヤクトとアルパを正方形に収めようとしたもの。パースのない平面的な構図をやってみたいんです。
ドーベンのイラストのひとコマ。この辺りから、線画+彩色層1枚、というレイヤー構成で描いています。横長画では線画に被せてしまうのですが、コマを使うなら、漫画っぽく線を残した方がしまるかなと(全然漫画っぽくないけど)。
線が見えている方が塗りやすいので、慣れてしまえばこの方が作業が早くなるだろうと思います。線で描けないと成長しないと思いますし。構造を分かっていないものは線では描けませんので。
問題は、デジタル線画作業が今のところ楽しくないことです・・・。いまいち線を引いている気がしませんね。