ジオンの再興

近藤和久先生のガンダム漫画です。

ゲードライのフィギュアが出たり、新章が始まったり(まだ読んでないんだけど・・・)で、ジオンの再興が再興している模様。

いつか描いてみたいなと思っていたのを、この期にやってみました(この期って、何も捉えてない気がしますが)。

~THE REVIVAL OF ZION~

「ジオンの再興」より

という感じで。。

スターバーストでポスター画家の真似なんかしてみたんですが目立たねえなこれ。

作業に関しては・・・またもや全ツール廃棄して作り直すということをやりました。

どうも描き味が面白くなくて・・・。しかし今度はテクスチャの罠にハマりました。高画質にしてストロークにざらつきを乗せようと試みたのですが、結果的にはむしろタッチが均質化してしまって一様にダルい絵に。しかも肌理の粗を残そうとすると、水っぽい干渉を避けねばならず、柔らかくあるべき描写がコセコセしたものに・・・これは反省点です。

まあ、メカは格好良く描けたつもりです。特にGコマンダー(右下)は2次元のウソで全パーツを見せつつよく納められたと思います。

(人物が日本人顔になっちゃうのが辛いね。気づくとクルツさんが、まるで帝国海軍重鎮みたいな人になっちゃって、直したんですけど・・・。アリスとテレスも、あのツルッとした爬虫類顔をどう描けばいいのやら。)

近藤先生の漫画については、再興のゲンブンフォロー的ペンタッチが一番好きです。インクが活き活きしていて見た目がいい。

バニシングマシンとか新再興の割り切った絵柄は見やすいんですけど、スクリーントーンのフラットな陰影は迫力がいまいち。インクでトーンを作れる人なのに・・・。

で・・・肝心のゲードライを描いてないじゃないかって話ですが、一枚絵で描こうかなと。

あと、スツーカのずんぐりしたデザインも好きなんですよね。途中、G-3Ⅱの絵の遠景に混ぜ込んでみたのですが、消しています。描くなら別でやりたい。

ガンダムの食玩が”横に張った胸、デカい肩、デカいスカート”の近藤スタイリングの時期がありましたが(UO)、バンダイに好きな人がいるのかな。

どうせなら食玩はマイナーどころを立体化して欲しいものです。大きいお友達向けで。最近は可動に凝ってるけど、それはガンプラがあるんだし。ジオン系の柔らかいラインは、プラよりもソフビとの相性がいいと思います。(私はモデラーではないので気軽だし)

再興の近藤MSは基本的にホバー移動しますが、あの延長されたスカートがホバーに寄与しているそうですので、ハリアーでいう揚力増強板のような働きをするのだろうと思います。多分。

ベース・ジャバーを描いたときにもハリアーを参考にしたのですが、メカ知識は付け焼刃でも想像を促進してくれるものです。とはいえ、未来技術で出来たメカを現代の後追いの知識で描いていていいのかという、想像力欠乏症の悲しさ。今はもうF-35Bです・・・。板を開いて揚力増強・再吸入防止してるのは似たようなものだと思うのですけど。比べると、ベース・ジャバーは下一面にノズルがあるのが面白い。ハリアーの逆で、左右エンジンから内側の4つのノズルに分流しているのか、とかギミック齧りたての頭だと考えます。

なんてことを言っている割にGコマンダーが浮く仕組みについては全然頭巡らしてなかったんですけど。(左右主砲の「ミサイルキャノン」って高初速誘導弾みたいなもの?とかは気になった。)

次、何描こうかな・・・。デザイン的な処理をもっと試したい感もあるんだよね。

これは予備スケッチ。いつもは紙ですが、今回はデジタルで。デジタルメモは手元に置けないのが不便ですね。デジタリストはスマホを使うのでしょうか。

ロボットは2、3面アングルを取っておくと描きやすいです。初めて描くロボはそうしているのですが、お分かりの通りジオの図を作ってません。侮りました。あの枠に収まるプロポーションを取るのに手間ドりましたとも(この機体は本編中の作画の振れ幅がデカいので余計に準備画を用意しておくべきでした)。横長の大きい画で描きたくてもどかしかったです。